仁信堂での日常

主に日常感じた事や臨床で感じた事をアップしていきます。

呼吸の仕方

前回のブログで「深呼吸をして」と書いたのですが、人間の身体は水分だけでなく「酸素」もとても重要なので追記しときます。

 

不思議なことに意識しないでも呼吸って続けていますよね?

 

普通に生活していて呼吸困難にはならないし、ましてや窒息死なんかには絶対ならない。

 

「じゃあ過呼吸はどうなのさ?」( ゚Д゚)

 

確かにあれは一見呼吸困難に感じるんですけど、実際は呼吸が浅く回数が多い状態のことなんです。

 

血液の中の二酸化炭素濃度が高いとそれを吐き出して「」を身体から排出します。

 

それが過剰だと身体の中が「アルカリ性になってしまって酸と塩基のバランスが崩れてしまいます。(塩基は酸と反対にある物質のことです。)

 

敏感な方だと呼吸が早くなっていることに気付いて

 

「あれ?なんか苦しい。」「不安になってきた。」といったようにパニック状態になってきます。

 

実はこのパニック状態が過呼吸の原因なんです!!

 

酸素が少なく感じて、呼吸が少なくなったとしても大丈夫!人間の身体は本当に良く出来ています。

 

延髄にある呼吸中枢」が息を吸うように指令を出しますので意識しなくても息は絶対吸えます!<(`^´)>

 

だからこのメカニズムを覚えていればあまりパニックになりにくいかもしれません。

 

でも、

それでも不安な方へ。。。

 

深く呼吸が出来る練習方法を教えますね!

 

まず、 

1:正座をして背筋を伸ばします。

 

2:できれば目の前に時計の秒針があればいいんですが、10秒間かけて息を鼻から吸い込みます。

 

3:そうしたら今度は10秒間かけて吸い込んだ酸素をゆっくりおへその下に落としていくイメージで息を止めます。

 

4:最後に10秒間かけて口からゆっくり息を吐いていきます。この時に「フ~」と声を出しながら吐きつくすとなお良いです。

 

これを顔が正面、もしくは少し上を向いた状態で毎日5セットやると酸素の取り入れ方の練習になると思うので是非試してみて下さいね!(^◇^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気象病もしくは天気病

 

雨の日の前日もしくは当日は身体のの調子が悪い。なんだか気分がすぐれない。

こんな人はもしかしたら気象病かもしれません。(*_*)

 

人間の体内には水分が占める割合が6割を超えます。

自分の身体の外の湿度や気圧を皮膚のセンサーで感知して、それに対応するように身体の調子を一定に保ち、外部環境に振り回されないようにするのが生体の恒常性(ホメオスタシス)といいます。

 

当然このシステムも免疫が関わってきます。

 

同じ土地・気象の条件下なのに天気に振り回される人とそうじゃない人がいる・・・。

普段受けている刺激(ストレス)は天気や人間関係の悩みだけではありません。

 

その人の骨格に無理のある姿勢を生活の中で続けていたりとか、好きなものばかり食べ続けていて実は身体が疲れていたりとか。(+_+)

 

自覚のない所でも身体は常に作動し続けているのです。

 

生活を客観的に見直すのはなかなか難しいですけど、身体の調子を整える事で気象病を克服する事は十分可能です。(^◇^)

 

そのためには何をすればいいのでしょう?

 

まず、気圧を感知するのは皮膚もそうですが耳の中の内耳にある「三半規管」が担っています。

ここの血流を良くしてあげるために両耳をゆっくり五秒ぐらい引っ張ってあげてください。

上に下に前に後ろにじんわりと引き延ばしてください。

※強ければ効く、痛ければ効くなんてことはないので適度な力加減で。

 

伸ばしたら次に耳を外回り・内回り10回ずつ回してください。

 

それから耳の後ろに骨が出っ張っているところがあるので、その近辺を押していくとすごく痛いポイントがあると思います。

そのポイントを反対側の眼の方向に向けて←(ここポイント!)グ~っと持続的に押してください。これも両方ともやってあげてくださいね!

 

終わったら深呼吸。こういった症状の出る方は無意識に呼吸が浅く、回数の多い方なのでゆっくりと鼻から吸って口から吐いて下さい。

 

それだけですw(^-^)

 

毎日ちょっとずつ続けていけばこれだけでも免疫を上げる事ができると思いますよ!?

 

今からでも天気に負けない身体づくりをして毎日を快適に過ごしましょうね!(^○^)

 

 

アレルギーのこと

 

皆さんはアレルギーを持ってらっしゃいますか?

 

僕も持っています。花粉・ハウスダスト・ダニ・金属アレルギー。

 

花粉やハウスダストは10代からあったみたいですが、金属アレルギーは30歳になってから発症しました。

 

何故かというと当時働いていた職場のストレスが原因でした。

とてつもなく厳しい所で働いていて、従業員は昨今流行のいわゆるパワハラを受けていて、新しく入った人は早くて一日or一週間、長くて三か月保てば良いほうでした。

 

僕も、精神的にきっついなぁ(+_+)なんて思っていて、それでも「ここで学べるものがあるうちは絶対辞めない!」と決めていたのですが・・・。

 

半年を過ぎたあたりからお腹が痒くなってきたのです。(*_*)

「なんでこんなとこ痒いんだ?ま、一時的なものだろう。」

と、大して気にもしないで毎日「戦場」で負けないように戦っていました。<(`^´)>

 

しかし、痒みが治まらないどころかむしろ悪化していくようで、お腹だけではなくて前腕や足、背中にも発赤が出だしてお風呂上りには真っ赤になり、痒みが耐えられなくて保冷剤を当ててしまう始末。

 

「これって蕁麻疹なんじゃ?(泣)」

 

皮膚科に行っても「ああ、金属アレルギーですね。(お腹を診てもらったから)この薬を塗ってください。」とステロイドを処方されるものの、痒みに耐えられないうちは塗ってはいるが根本的には改善されない。

 

健康を害するような仕事は身を引いたほうが良い。」

 

そういう風に結論を出しその職場は退職することにしました。

 

しかし、辞めたところでいったん出てしまった症状はなかなか治りません。

その後数年間は痒みに苦しみ、毎年夏が来るのが憂鬱で仕方ありませんでした。(汗かいたり、体温上がると免疫が働いて症状が強く出る為)

 

人間の神経には受容器(レセプター)というものがあり、これにアレル物質が反応してアレルギー症状が出ます。

本来素通り出来るものが見逃せず、過剰に反応してしまうのがアレルギー反応。

つまり、免疫機能の誤作動なのです。

 

原因は自律神経の失調。強いストレスを浴びて本意ではない生活を強いられたことが理由だと思います。

 

「このまま自分はこの症状と一生付き合っていくしかないのか・・・。」

 

と暗澹たる気持ちで過ごしていたのですが、もしかして「免疫力を上げれば無くなるんじゃ?」ということで、今年の6月から2~3日に1回ちゃんと自分で脈を診てから鍼を打つと・・・。

 

「あれ??  出ないっ!? 今の時期絶対毎日痒くなっていたし、お風呂入ると赤くなっていたし、夜中痒くて掻き壊していたのに、、今日まで一回も無い!!!」

 

自分のことながら滅茶苦茶嬉しかったです!!(^^)!一生付き合っていくのかと思っていたのでw(^○^)

 

皆さん、アレルギーは良くなります!

少し時間は掛かるけど何もせずストレスを感じて毎日を過ごすよりは、それが無くなり解放されると世界がほんの少しでも明るく見えてきます。(^○^)

 

こういった症状でお悩みのある方は気軽にご相談くださいね!♪

 

 

 

 

自律神経、うつの勉強会セミナーに行ってきました。

昨日は午前のみ診療で午後は神田まで行き[自律神経とうつ]の勉強会に参加して来ました。

 

当院でも鍼で自律神経にアプローチする施術はしていますが、整体でそれをメインにしている先生のお話しが聞けるということで、2ヶ月前から申し込みをしていました。(院の掲示板やホームページには事前に記載していましたが知らないで午後電話くれた人がいたらごめんなさい。m(_ _)m)

 

開始ギリギリの時間に着いたのですが出席者は20~30人ぐらい。皆、僕と同じ日々の治療で悩んでるから来てるんだろうなぁ。

と、思っていたら質問内容が親族や身内の人の話も出たりして、大切な人が苦しんでいるのを何とかしたい!もしくは悪くなってしまった理由を知りたい!という内容の質問も結構ありました。

皆それぞれの目的意識があって来ているんだ(∋_∈)

 

内容はとても分かりやすく為になりました!

臨床で自分が感じていたことを論理的に説明してくれたときには心の中で膝を打ち、新しい発見があったときには目から鱗ものでした。(@_@)

新しく仕入れた概念で、自分に何が足りなく、今までの治療の何の詰めが甘かったかが分かったのでこれから修正していこうと思います。

今来てくれている人達が少しでも良くなれるように頑張っていきます!!p(^-^)q

 

 

 

実験癖(失敗例)

昔から実験するのが好きなんです。

大したことでではないんですけど・・・。

 

昔、免許取って入ったばかりのルーキーだった頃のお話。

この仕事の終業時は一日使ったタオルや患者着を洗濯し部屋干しをして帰宅するのですが、梅雨時になると普通に干しただけでは乾かないんですよ。そりゃ室内の湿度が90%超えている訳だから当たり前な話ですけど。

そこで当時の先輩(その院の院長)と除湿器を購入し一晩中つけていたら翌朝にはすっかりカラカラ! 当たり前な話なんですけど。

このまま使っていけばジメジメしていて乾きにくい梅雨も問題なく越せるな。

 

・・・なんて思う訳ないじゃないですか!これは実験したくなってきますw

除湿器にはタイマーが付いています。8時間、4時間、2時間。

 

よし!まずは8時間からだ!(´ω`*)  

 

翌朝・・・全然問題なし!これで付けっぱなしじゃなくてもいいんだなw

 

次に4時間(*´ω`)

 

お、意外と乾いているぞ!?なんだすごいな除湿器って!

 

・・・2時間(*´з`)

 

乾くわけないでしょ?湿度90%越えなんだから。(/ω\)

 

朝一人でぬれタオルを抱えながら「ヤバい。先輩が来てしまう!」と焦っていたりするとこういう日に限って早く出勤してくるんですよね。

普段顔は怖いけど温厚な先輩が情けない顔で

「頼むからちゃんと仕事してくれよ!」と一言。

それ以上余計に怒られはしなかったけど、今でもこの言葉は除湿器を付ける度に思い出します。

自分で色々試さないと気が済まない性格は周りの人に迷惑掛からない程度にしておきましょう。(T_T)

 

暑い

毎年暑いですけど今年の夏は異常に暑くないですか?

目の前の国道では救急車と消防車がひっきりなしに出動しています。

昔僕も、プチ?熱中症の様な事を経験したことがあります。

あれは向こう見ずな時で30歳ぐらいでしたか、午後は勉強会、夜は飲み会と予定があった休日。

ジョギングが好きだったので「昼走れるじゃないか!」と気温33度、太陽がその姿を隠しもしないでジリジリと肌を焦がすような感覚のある日でした。

走り始めてみると人通りも無く、いつもの大きい公園を周回していたら歩いている人たちが奇妙なものを見るような顔ですれ違っていきました。

 

終わってから思い返してみると、この時点で余程ひどい顔して走っていたのでしょう。

もしくはこんな暑いのに汗だくで走っているから頭おかしいと思われたか・・・。

 

途中から明らかにいつもと違う調子になってきて、決めているコースのゴール手前2キロぐらいで、身体が「あなたもう限界ですよっ!」と信号を送っているのを感じ取りました。

 

いやいや、何気温を言い訳にしてるの?自分で決めたノルマぐらい達成できないと終わった後に後悔しか感じられないよ?

 

そう自分に言い聞かせながらラスト2キロ、はひはひ言いながら完走しました。

 

そして・・

 

動悸が止まらない。めまいがする。身体の熱が捌けてる気がしない。

帰って水飲んだけど全然足りない。 

ポカリだ! 買って飲んだけど500mmじゃ足りない。もう一回買ってくる。

1リットル飲んで何とか落ち着いて、嫁さんに「馬鹿じゃないの?」と言われる始末。

解っていますよ。もうしません!

 

炎天下で運動をされている方お気をつけください。慢心が災難を生みます。

 

 

 

 

 

 

臨床研修会の今期最後の勉強会に行ってきました。

昨日で今期の勉強会が終了しました。

講師の先生方にも「(施術が)速くなってる」「うまくなってる」とお褒めのお言葉を頂き、ほんの少し自信を持ちモチベーションが高くなっている今日です。(^-^)

 

一期終わった日の夜は恒例の懇親会。普段は練習中にしか話をしない先生方と飲み会の場で勉強以外の事やプライベートなことを話せるのは貴重な時間w

 

こういう時間を過ごしていてよく思うのは「みんな、葛藤して悩みながら進んでるんだなぁ」という事。

 

普段自分一人で感じている「治療哲学と経営観の矛盾点」とか「自分の体調が良くないと治療効果も落ちる」というのも皆さんそれを感じつつ葛藤しながら毎日を押し進めているみたい。

 

こういった感覚は本当の意味では同じ鍼灸師にしか解り合えないところで。

そういう話が出来た・聞けた時点で来て良かったと思います。

 

来期も、もっともっと腕を磨いて少しでも講師の先生方に追いつきたい!と心から思いました!!(^^)!