仁信堂での日常

主に日常感じた事や臨床で感じた事をアップしていきます。

顔がのぼせるという症状

台風が過ぎ、断続的な雨があるものの台風一過というような晴天の中でブログを書いております。

 

・・・蒸しますねぇ~(*´Д`)

 

こういった熱帯低気圧独特の不快感は僕の苦手とするところです。

 

身体中から勝手に汗が流れて滴っていて、電車の中なんかはコロナ関係なくソーシャルディスタンス。

 

体液が減っていることを実感したりします。

 

というわけで今日は「顔ののぼせ」について。

 

今年の夏も激しく暑くこういった症状の方が複数名いらっしゃいました。

 

正直「痛み」ではないので、ご本人は重視しておらず主症状が別にあって副症状としてでの訴えなんですけど。

 

端的に言っちゃうと身体中の血液がうまく回っておらず、一か所に留まっている感じなんですよね。

 

触ってみると、特に上半身と下半身の体温の差が強い。

 

足は冷たくなっていることが確認できる程です。

 

基本、歩くという事が不足している人に多い傾向にあるみたいです。

 

ふくらはぎのポンプの力で血液を上半身へ戻すので、歩く事が少ないと顔のほてりだけではなくて、頭痛めまいといった頭部関係の症状が出やすくなります。

 

「暑いし顔が火照っちゃうから歩きたくない!」

 

という気持ちもとてもよく分かるのですが、コロナ禍もありここ数か月は生活しているだけでも無意識に例年よりも歩く時間が減っていっていると思います。

 

ご自身の身体の為にも血液は循環してあげて下さいね。

 

それでもどうにもならなかったら鍼を打ちに来てください(笑)

 

あ、それと例外もあったので一例として紹介します。

 

仮にAさん(男性)として

 

Aさんは顔のほてりを実感していて、最初に気が付いたのが自宅にいた時。

 

けれども手を動かしていたり、家事をしている時なんかは顔のほてりは現れない。

 

家族が出払って椅子に腰かけてボーっとしたら顔が火照ってくるようになり、段々とバスの中や外食に出かけた時に火照るのを実感するようになったようです。

 

この方は朝にちゃんとウォーキングをしている方で同年代の方よりも歩いている人に入る方だと思います。

 

ですが足がとても冷たく(氷水に浸かった後ぐらい)顔は紅潮していました。

 

ベースとしては血流障害ではあるのですが、この方の場合は意識が顔に向いた時、不特定多数の人がいる時に限定されていました。

 

断定や診断は立場上出来ないのですが、これはおそらくパニック障害

 

思い込み」と「広場恐怖症」※人が多い所に行くと緊張する症状

によるものが強かったので、足の血流を良くして説明をしてあげると納得したのか徐々に徐々に時間をかけて良くなっていきました。

 

こういった事例も潜んでいるのでなかなか単純にはいかないですが、客観的に評価するべき症状なのかな?と思いました。

 

というわけで夏や湿度にも影響を受けやすい症状なので注意して下さい。

 

残暑はまだまだ厳しそうなのでお互い汗かきながら頑張りましょう!!(*^-^*)