仁信堂での日常

主に日常感じた事や臨床で感じた事をアップしていきます。

睡眠不足について

 

患者さんでも睡眠が十分とれていない方が多いので記述します。

 

皆さんは何時間寝てらっしゃいますか?

自分が眠れているか?の基準はたぶん睡眠時間だと思います。

 

それも正しい基準なのですが、実は昼の時間帯にどう過ごしたかで夜寝る時間の質が変わってくるのです。

 

自律神経には交感神経副交感神経があるのをご存知な方も多いと思います。

 

交感神経

1.日中活動するための神経

2.筋肉を動かす

3.積極的にやる気が出る

といったアクティブな神経の事です。

 

副交感神経

1.夜休むための神経

2.内臓を動かす

3.リラックスをする

という休息をする神経です。

 

人間には日内リズムというのがあり、昼は交感神経メインで身体を動かし夜は副交感神経でしっかりと休養する。といった体内の環境をバランスをとって生きています。

 

ここで睡眠の話に戻って大事なのがセロトニンメラトニン

セロトニンは脳幹から出来る神経伝達物質で交感神経系。メラトニンは脳内ホルモンで副交感神経系です。

 

セロトニンは穏やかな活動を続ける事を作用とし、メラトニンは穏やかな睡眠を得るために作用するものです。

 

両者は日内リズムを前提に車の両輪のように働いてくれています。

セロトニンの出が悪かったりすると夜のメラトニンに影響が出るし、メラトニンの出が悪かったりすると日中のセロトニンの影響が出てしまうんです。

 

では眠れない人の日中の生活はどういったものなのでしょう?

 

 例えば・・・。

 ・屋内で仕事をすることが多くて太陽の光を十分浴びていない。

・昼休みや午後の仕事の隙間にカフェインをとっている。

・糖質や食品添加物の多いランチをすることが多い。 

・運動不足もしくはやり過ぎ。

 

長い間こういった習慣がある方はセロトニンの出が悪い可能性があります。

 

まりメラトニンの出も悪くなり、良い睡眠がとれなくて翌日も疲れを持ち越してしまう。

そうすると次の日はシャッキリしない状態で日中過ごしてしまい、またセロトニンの出が・・・。(+o+)

 といった感じで悪循環にハマってしまいます。

 

なのでセロトニンを増やす方法は上記の悪くなる要因をなるべく避ける事と、規則正しい生活をする必要があります。

 

それと、前回のブログで書いた呼吸法。

深い呼吸で酸素を血液で運んでもらうと脳内物質の出方も大分変わるので是非試してください!

 

これは化学的な話ではないのですが、

眠れない人は横になっている時の前腕の手の平側の筋肉が過緊張してこんな感じになっている人が多いです。f:id:hari-kyu-jinnsinndou:20180920164054j:plain

 この筋肉は「握る」筋肉なので普段緊張感が強い人が眠れないのかもしれないですね。

 

 

手首の位置を気持ち反る感じで手の平をパーにしてあげてください。        f:id:hari-kyu-jinnsinndou:20180920164148j:plain

 

 ホクロが見えますよねw

手首の線から大体あのホクロまでが硬くなり張っているので気持ちいいぐらいの強さで持続圧を与えて手が自然にパーになるまで緩めてみて下さい。

身体の力が抜け寝やすくなるはずです。

 

以上、こういうメカニズムで睡眠の質は落ちるという事でした!

 

ちなみに僕は横になって2分以内に寝られます。(/ω\)